小論文の解答型を知らずに問題を解くのは大海に放り込まれて陸にたどり着けと言われているようなもの

 小論文対策などやってこなかった自分にとって、「小論文の解答型」を知らずに問題を解くのは「大海に放り込まれて陸にたどり着く」くらい難しい。

 

 一応背景を書いておくと、今年の10月生としてMBA受験の大学院へ通い始めた。当初は気楽に申し込んだがこれが思った以上にきつい。特にタイトルにある「小論文」対策の授業はついてくだけで非常に難しい。

 

 小論文がなぜ自信にとって難しいのか理由の分析と2つの対策を検討した。

 まず、理由を挙げる。私は大学附属の高校に通っていたので、エスカレーター式に大学へ進学した。つまりは大学受験をしていないのである。もちろん大学受験で受験科目を選択していない人もいるので、大学受験をしていないことが直接的に小論文を難しく感じさせる原因とは言い切れない。しかし、大学受験時に小論文対策の経験がある人とない自分の間には大きい壁を感じる。具体的にはタイトルにある通り、彼らの多くは「小論文の解答型」を知っているのである。この解答型を知らない私にとって書きはじめの段落を埋めるのも一苦労であるが、彼らにとってはむしろ「そんなの朝飯前ジャン」といった具合である。

 この問題に対する1つ目の対策として小論文問題を多く解くことだと考えた。「小論文の解答型」を知らない私にとって、最優先で行うべきは「慣れる」ことである。初心者が楽器を始めることに例えるなら、ギター初心者がギターをろくに練習せずにポール・ギルバートのようにギターソロを弾けない・・・と言っているようなものだ。まずはギターの基礎となる音階やコードを習得するのが最優先である。そのためには、ギターにたくさん触れることが必要になる。つまり「慣れる」ことである。

 2つ目の対策として、私が今書いているブログ記事のように自分が「問題意識」として持っている事柄をアウトプットすることである。MBA受験時に大学から出される小論文の問題テーマは初心者にとって非常に難しい。まだ「慣れ」が足りない私にとっては「大海に放り込まれて陸にたどり着け」と言われているうえに、実は5kgほどの重りが足に括り付けられている最悪の状態である。1つ目の対策に挙げた「慣れる」ことに注目するなら予備校から出されている問題以外に、「自信が抱えている問題意識」を題材にして練習しても良いだろう。そうすることで簡単な題材から問題を解くことが可能になり、小論文の形式に慣れていくことができる。また、日常のなかから感じ取った問題意識をブログ記事などに言語化することで、多くのことに問題意識を持てるようになる。つまり、問題意識に対してアウトプットする量と多くの問題意識を持つことは、高い相関関係があると考える。これは、MBAに入学してからも重要で必要な能力なので小論文へ「慣れる」目的以外でも役に立つ対策だろう。

 以上が、本日のブログの内容である。(文字数:1182 作成時間:55分)